去年夏の甲子園で東北勢として悲願の初優勝を果たした宮城・仙台育英高校の岩手出身の選手2人が、7日県庁を訪れ優勝を報告しました。

 県庁を訪れたのは仙台育英高校硬式野球部の釜石市出身・洞口優人選手と大船渡市出身・仁田陽翔投手です。
 去年の夏の甲子園で仙台育英は決勝で山口の下関国際を8対1で下し、東北勢悲願の初優勝を果たしました。
 洞口選手は内野手として、仁田投手は最速147キロ左腕としてチームの優勝に貢献しました。

(仙台育英高校硬式野球部 洞口優人選手)
「皆さんの応援がなかったら東北初の優勝は成し遂げることはできなかったと思うので感謝したい」

 達増知事は「2人の活躍は復興に取り組む沿岸を含めた県民に勇気と感動を与えました」と快挙達成をたたえました。

(洞口優人選手)
「岩手の皆さんにいい報告ができてうれしく思います。これから大学に進むのでプロ野球選手を目指してやっていきたいと思っていますし、チームとしても高校で日本一を取ることができたので大学でも日本一を取れるように頑張りたい」
(仁田陽翔投手)
「あたたかい岩手が本当に大好きなので、優勝の報告をすることができて本当にうれしいと思います。来月のセンバツではチームの掲げている2度目の初優勝の目標を達成するため、チームの1勝に貢献したい」

 3年生の洞口選手は卒業後、富士大学に進学します。
 2年生の仁田投手は仙台育英が出場する3月18日開幕のセンバツに向けて練習に励んでいます。