チーム作りは、着々と進んでいるようです。

サッカーJ3の松本山雅は、和歌山県での一次キャンプを終え、週末にJ1のヴィッセル神戸とプレシーズンマッチを行いました。

J3開幕まで1か月となった、4日。

(サポーター)「新生・松本山雅を見たい一心で、ワクワク感でいっぱいです」「FWの得点を見たい」「神戸の力を借りながら、山雅が強くなるように、ここからが勝負です!」

2週間の一次キャンプを終え、プレシーズンマッチに挑む松本山雅。

対するのは、元日本代表の大迫や武藤などタレントが揃う、J1のヴィッセル神戸です。

格上を相手に、キャンプで取り組んできた攻撃的なスタイルをどれくらい出せるかがテーマです。

山雅の布陣は、4バック。

前線からプレスをかけ、簡単に相手の形を作らせません。

攻撃は、サイドを使いながらチャンスを伺い、前半39分には、喜山のクロスに下川!

さらに、後半17分には榎本が左サイドで抜け出し、クロスにあわせたのは滝!

惜しくも、ネットはゆらせません。

疲れが増す終盤にかけては、神戸が真価を発揮。

後半28分、武藤との連携から大迫に先制ゴールを許すと、35分にも、キーパー・村山が防いだところを大迫につめられ、2失点。

0対2で敗れたものの、昨シーズンからの変化や挑戦が随所にみられる内容で、霜田監督も選手の姿勢を前向きに評価しました。

(霜田正浩監督)「ちゃんとトライをしてくれた、できたシーンもあるし、ぜんぜんできなかったシーンもあるし、ただきょう選手にも伝えたが、これがスタンダード、ここを基準にして、この相手でもできるようなサッカーをやりたいと思います」

(キャプテン・安東輝選手)「きょうのゲームみたいな高い基準を、トレーニングで全員が求めあっていくことが一番だと思うので、この試合を(成長の)糧にしたい」

山雅は8日から、鹿児島県で二次キャンプをスタートし、3月5日の開幕戦へ向かいます。