岸田総理は4日午前石川県を訪れ、小松市で子育て支援に積極的な企業を視察し社員と意見交換しました。自身が重点課題と位置づける、少子化対策の具体化に活かす考えです。

午前10時過ぎ、小松市のコマツ粟津工場を訪れた岸田総理。社員の説明を受けながら建設機械の製造現場を視察したあと、関連施設のコマツの杜では、育児と仕事の両立に励む3人の社員と意見を交わしました。

コマツの社員
「大変なのは子どもが急に発熱したとき」
「職場が育児に対してちゃんと理解がある。制度があるだけではなくて実際に使えるところがとてもありがたく感じる」

岸田総理
「子育て環境こそが子を持つ親を支え、親御さんたちが地域の経済を支えている」

また、今回の来県に合わせ馳知事は、断水被害を未然に防ぐ空き家対策のほか里帰り出産に対する財政面でのバックアップなど、6つの項目を盛り込んだ要望書を岸田総理に手渡しました。

石川県・馳浩知事
「居住地の自治体、里帰りした先の自治体との情報共有。こういったシステムを構築する上で国の支援は必要ではないか」