福島県の磐梯山にある「アルツ磐梯」と「猫魔スキー場」をつなぐリフトが今年12月ごろから運行されることがわかりました。

改めて、リフトの建設予定地を見ていきます。磐梯町のアルツ磐梯と北塩原村の猫魔スキー場は、磐梯山の尾根を挟んで隣り合う位置にあります。

ここに今回、およそ800メートルの連結リフトができることによって、車で1時間ほどかかっていたスキー場の行き来が7分ほどで、できるようになるんです。

このリフトの建設に、アルツ磐梯がある磐梯町の商工会の担当者は「周辺のホテルやペンションだけでなく観光客はスーパーやコンビニも利用してくれるので経済効果は『絶大』だ」と話していました。

完成すれば「国内最大級」のスキー場が誕生するということで、回復の兆しを見せている外国人観光客も呼び込むことができそうです。

運営する磐梯リゾート開発の森本さんは「首都圏を中心とした国内の観光客、そしてコロナ禍で失ったインバウンドの需要を再び取り込んでコロナ禍前の集客数を超えることも可能だ」と意気込んでいました。

この計画が、表磐梯と裏磐梯の観光の起爆剤になることが期待されています。