2月3日は「節分」です。

福島県内のさまざまなところで鬼を追い払う豆まきが行われていますが、最近は小さな子どもたちをめぐって以前と少し様子が変わっているようです。福島市の幼稚園を取材しました。

西部三育幼稚園の園児「鬼は外、福は内!」

西部三育幼稚園で行われた「豆まき」には、およそ270人の園児が参加しました。

園児たちは、先生たちの寸劇で節分について学んだあと、コロナ対策として密にならないよう、それぞれの教室に戻って鬼退治をしました。

こちらの幼稚園では「おこりんぼう鬼」や「食いしんぼう鬼」など自分の心の中にいる鬼を紙に書き、それを丸めて自分たちで豆を作りました。

実は、国は硬い豆などは5歳以下の子どもには食べさせないよう呼びかけています。

豆まきで投げる硬い豆やナッツ類は、噛み砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもが食べると、のどや気管に詰まらせる恐れがあるためです。

西部三育幼稚園・齋藤幸弘さん「実際の豆を取り扱うのではなく豆まき会の意味、節分の意味をしっかり伝えたうえで(紙で)代用するようにした」

小湊愛巳アナウンサー「子どもたちは鬼退治の準備万端のようです。鬼をやっつけることができるのでしょうか!」

こちらの幼稚園では、状況に応じて豆まきの形を変えているということです。

子どもたちは、大きなかけ声と一緒に鬼に向かって一斉に投げつけ、あっという間に鬼を退治しました。

Q.豆まきどうだった?
「ちょっとびっくりしたけれど、ちょっと変な鬼だった」

Q.どんな鬼退治したの?
園児「おこりんぼう鬼。いっぱいケンカしちゃうから」

子どもたちは、自分の心の中にいる鬼を退治してちょっと成長したかもしれません。