福島県内でごみの排出量が多い福島市。
2日、ごみの削減に向けて議論する審議会が「ごみ処理有料化」の導入を検討することなどを盛り込んだ意見書を市に提出しました。
福島県内ではどれくらいの市町村が、ごみ処理を有料化しているのでしょうか。
県によりますと、2020年3月末時点で、ごみ収集を有料化しているのは25市町村で、全体の4割ほどとなっています。
ただ、全国ではおよそ6割の市町村が指定ごみ袋の有料化などを実施しているため、県内では有料化の導入が遅れているとも言えます。

ごみ処理の有料化が決まっても、実施するには通常数年かかります。
福島市ではまず、早急にごみ処理有料化の検討を進めていくとしています。
その後、3月議会で有料化するかどうかを決めます。
そこでもし有料化が決まれば、ごみ袋の料金の設定や分別、収集方法をどうするのかなどを決めなければなりません。
そして、有料化実施のための条例の改定を議会で承認してもらう必要があります。
ここまででかなりの工程があることが分かります。

福島市の担当者に聞いたところ、「早いところでは1年で実施に漕ぎつけた自治体もあるが、福島市は数年はかかるだろう」ということでした。















