アメリカのIT大手アップルが2日、去年10月から12月期の決算を発表し、中国での新型コロナ感染拡大がiPhone生産に影響するなどしておよそ4年ぶりに減収減益となりました。

アップルの売上高は前の年の同じ時期を5%下回る1171億5400万ドル、日本円にしておよそ15兆円で、純利益は13%減の299億9800万ドル、およそ3兆8600億円でした。

アップルが減収減益になるのは2019年の1月から3月期以来、およそ4年ぶりです。新型コロナの感染拡大により、主力のiPhoneを生産する中国の工場の稼働率が大幅に下がったことが影響しました。

また、グーグルの持ち株会社アルファベットもインターネット広告の低迷で4期連続の減益になるなど、2日までに出揃ったアメリカのIT大手の四半期決算は景気後退が影響し全社が減益となっています。