福島県内でごみの排出量が多い福島市では、2日、「ごみ収集有料化」への意見書が提出されました。

福島市では、ごみの収集の有料化に向けた議論が進められています。

みなさんは賛成ですか?それとも反対ですか?

賛成・70代「賛成です。福島市は(分別が)甘い」
賛成・50代「近くにもごみを(分別せずに)一緒に出している家がある。ごみ袋に名前を書くとかした方が良い」

反対・20代「反対です。ごみはどうしても出ちゃうので必ず払わなくちゃいけなくなるから嫌だ」
反対・20代「電気代とかも上がったので出費が増えると痛い」

福島市では、2019年度から「ごみ減量大作戦」と銘打ち、3年間で一人あたりの一日のごみの排出量を890グラムまで減らすことを目指してきました。

しかし、昨年度の排出量は1055グラム、コロナ禍や相次ぐ自然災害に伴うごみの増加を差し引いても999グラムと、目標は達成できませんでした。

この結果を受け、ごみの削減に向けて議論する審議会は、去年10月、「ごみの有料化もやむを得ない」という結論を出しました。

福島市・木幡市長「ごみ減量化の難しさを実感している」

審議会は2日、コロナ禍や物価高騰の経済状況を見極めつつ、ごみ処理有料化の導入を検討することなどを盛り込んだ意見書を市に提出しました。

福島市では、次の3月議会にむけて、ごみ処理有料化の検討を進めたいとしています。