新型コロナウイルスの感染が減少するなか、インフルエンザの流行は、続いています。福島県内では、学級閉鎖となる学校も出てきていて、子育て世代からは不安の声が聞かれました。

福島市にあるこちらのクリニックでは、インフルエンザの感染者が1月下旬からゆるやかに増加していると話します。

ふくしま木もれ日クリニック・川井巧院長「1、2週間前からどこでうつったのか分からないという患者が増えてきている」

県内では、1月6日にインフルエンザの流行入りが発表され、県によりますと、1月29日までの直近1週間の感染者数は、あわせて341人と、前の週と比べ24人減っているものの流行が続いています。

すでに学級閉鎖も発生しています。
1日、県内では喜多方市の中学校で5クラス、郡山市の小学校で1クラスで学級閉鎖となっています。

国内では、インフルエンザと新型コロナが同時感染も確認されていて、子育て世代からは戸惑いの声が聞かれました。

伊達市に住む親子「インフルエンザの季節ですから、コロナも収まってきていないので、稀だっていうけど同時感染すると怖いかな」
伊達市に住む親子「きょうは(子どもの)のどの痛みと咳で来ました。咳の症状があるとお休みして下さいとなっているので学校を休ませました」

ふくしま木もれ日クリニック・川井巧院長「コロナでもインフルエンザでも対策は一緒なので、コロナの時に言っていた三密を避ける・手洗いをしっかりする・マスクの着用が大事だと思う」

ふくしま木もれ日クリニック・川井巧院長

川井院長によりますと、ここ数年インフルエンザが流行しなかったことで予防接種以外の抗体を持っている人が少ないため、感染する人が増える可能性が高いということです。

気をゆるめず、基本的な感染対策を大事にしましょう。