高層ビルなどを揺らすゆっくりとした大きな揺れ「長周期地震動」が、1日から緊急地震速報の対象に加わります。

「長周期地震動」とは、大規模地震で生じるゆっくりとした大きな揺れのことで、高層ビルなど高さのある建物では、長時間揺れることもあります。

気象庁は、1日正午からこれまで震度5弱以上が予想されるときに発表されていた緊急地震速報の対象に。この「長周期地震動」を追加します。

さらに、その規模を表す階級が設けられ、大きな被害が出るおそれがある階級3以上の場合は対象地域を緊急地震速報に含めて発表します。

また、地震発生後おおむね10分後には長周期地震動の観測情報も発表されます。

気象庁は、揺れを感じたら安全な場所で身の安全を確保し、万一の場合に備えて家具類を固定することなども呼びかけています。