去年、JR東日本が公開した利用者が少ない路線のうち、岩手県内で最も赤字額が大きかったJR山田線について、30日、沿線の自治体が、路線の維持へ向けた取り組みを協議しました。
盛岡で開かれた30日の会議には、盛岡市の谷藤裕明市長と宮古市の山本正徳市長、それに県の担当者が出席しました。
JR東日本は去年11月、昨年度の利用が特に少なく、経営が厳しいローカル線の赤字区間を公表しました。県内は6つの路線が含まれ、このうち山田線の上米内―宮古間の赤字額は16億6100万円で、県内の路線で最も大きい赤字額となっています。
30日の会議で出席者は山田線の維持に向けて、「地元利用の底上げを図ること」、「観光利用での誘客を図ること」など取り組みの方向性を確認しました。
また今後は担当者間のワーキンググループを設置し、具体的な利用促進の取り組みを協議することも決めました。
(宮古市 山本正徳市長)
「今までどちらかというと、宮古のイベントに盛岡から、というのがありますが、今度は宮古から船も使いながら(大型客船の寄港も活用しながら)宮古から盛岡にという動きを作っていきたい」
次回の会合はワーキングループの議論を踏まえ、今年秋ごろに開かれる予定です。
注目の記事
「朝起き上がれない…」“なまけ” と誤解されやすい起立性調節障害 不登校の児童生徒の約4割が苦しむ 適切な理解と支援を

AB型とO型の両親からありえない血液型の子が? 全国に約1500人 四国に多い「cisAB型」とは

「焼け跡で拾った器に入れて運んで、死にそうな人に飲ませてあげた。自分も頂いた」 焼野原で配られた牛乳 ありがたい気持ち今も 80年越しの御礼 広島


世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る

「私の名をかたり 許しがたい」滝澤依子新潟県警本部長の『偽アカウント』を“投資関連”のLINEグループトークで確認

【画像閲覧注意】大量発生の“毛虫”『アメリカシロヒトリ』とは? 青森県八戸市の公園や学校に“うじゃうじゃ”と… 約3年周期で大量発生? 駆除業者は記録的猛暑など影響の可能性指摘「全滅は不可能に近い」
