愛媛県が東京芸術大学とタッグを組み、アートを通じた街づくりや地域活性化に取り組むことになりました。

中村時広知事
「文化面、芸術面での愛媛県における飛躍というものが生まれるのではないかとワクワクするような心境でございます」

27日の締結式には、中村知事と東京芸術大学の学長で段ボールアートの第一人者としても知られる日比野克彦氏が出席し、協定書に署名しました。

県と東京芸大は、アートを通じた街づくりや地域活性化などで連携していくということで、日比野氏は環境問題をはじめとする社会的な課題の解決にも意欲を見せました。

東京芸術大学 日比野克彦学長
「人の起こした社会的な課題をこれから解決するには、人の心を動かす芸術が活用できるのではないか。そういうときに地域との連携は必ず必要になってくる」

今回、県と東京芸大をつないだのは、日比野氏とおよそ30年前から親交のあるFC今治の岡田武史会長で、協定締結の“立会人”を務めました。

FC今治 岡田武史会長
「芸大で授業もしている。彼に頼まれて、彼の生徒に授業をしたりとか」

県と東京芸大は、具体的な取り組みを模索するため今年春から県内の視察を予定しています。