29日にオープニングイベントを控えるFC今治の新たな本拠地「今治里山スタジアム」。27日、報道陣にその内部が公開されました。
横山岳アナウンサー
「いよいよあさってオープニングイベントを迎える今治里山スタジアム。一足早くその内部に潜入します」

おととし11月に着工したFC今治の新しい本拠地、今治里山スタジアム。全国的にも珍しい民設民営型で総工費は40億円。今年3月のシーズン開幕に向け施設がほぼ完成しました。

客席はしまなみの渦潮をイメージしてデザインされ、5316席。J1の基準である1万5000席まで増やすことができます。

岡田武史会長が掲げるコンセプトは「365日、人が行きかう場所」。スタジアムには、ドッグランのほかカフェなども建設中で、サッカー観戦以外の目的でも利用できる次世代型の複合施設を目指します。

スタジアムの中に入ると、まず1階は選手たちの入場ゲート。壁にはチーム理念がデザインされているほか、歴代のメンバーが記されていて、ピッチへ向かうイレブンを後押しします。

そして今回初公開となったのが、ウォーミングアップエリアとロッカールーム。

中でもロッカールームは選手たちのモチベーションアップの一助になればと、照明が4段階で調節可能となっています。

さらに2階に上がるとFC今治のオフィスやスタッフやゲストが利用するラウンジ、それに広々とした記者会見場が設けられています。

また3階には、企業や個人向けに年間数百万円で貸し出す高級客室も用意。なんと12室のうち11室がすでに予約済みだといいます。

そして4階は海運都市をイメージしてコンテナで作られた放送席エリアとなっています。

オープンが迫る今治里山スタジアム。29日にはダンスパフォーマンスやエキシビジョンマッチなどオープニングイベントが開かれ、3月5日には福島とのホーム開幕戦を迎えます。