きっかけは妊娠中に手術した乳がんの親友「その時は軽く考えていて…」

※鳴海絵美さん
「このままいくと死ぬのかなとか思うこともあります。このまま転移し続けて死ぬのかもしれないし、あと何十年とか生きられないのかなって思うこともあります」

いつも明るく振る舞う鳴海さんですが、ふとした時に不安になることもあります。そんな時に支えになってくれるのは、同じく乳がんを経験した“仲間”の存在。初めて乳がんと宣告された2021年、鳴海さんの心の支えになった人がいます。

鳴海さんより少し前に、妊娠中に乳がんが見つかり、安定期に入ってから手術を受けた親友です。自分自身が乳がんになる前、親友から乳がんの知らせを聞いた際には、どこか他人事のように感じたそうです。

※鳴海絵美さん
「その時は自分はがんではなかったので軽く考えていて、『大変だな』と他人事にしか考えていなかったけど、いざ自分がなってみたら彼女の気持ちもわかりました。『相談できる人がいるってすごくいいな』と感じました。家族も心配はしているだろうけど、がんを経験していないから“寄り添う”って難しいと思いました」

親友が先に乳がんを経験していたことで、相談ができて、互いに心配し合うことができた鳴海さん。“仲間”がいることの心強さを感じました。その一方で、がんになったことや、治療していることを誰にも話せずに苦しんでいる人がいることも知り、自身の経験を生かしたいという思いが芽生えました。