全国各地で同じグループの犯行とみられる強盗・窃盗などの事件が相次いだことを受け、警察庁はきょう、関係する警察の刑事部長らを集め、首謀者の摘発や事件の全容解明を急ぐよう指示しました。

関東を中心に相次ぐ強盗・窃盗などの事件について、警察庁は東京や千葉など1都7県14の事件で同じグループによる犯行などの関連性が疑われるとしていて、このほか、大阪や福岡などの事件も関連している可能性があるとみています。

こうしたなか、警察庁はきょう、関係する14の都府県の警察の刑事部長らを集めた捜査会議を開きました。

警察庁 渡辺国佳 刑事局長
「首魁(首謀者)の解明・検挙が必要です。関係警察においては事案の全容解明に向け、引き続き必要な体制を構築して捜査を迅速に進めていただきたい」

警察庁の渡辺刑事局長は会議で、首謀者の早期摘発の必要性を強調した上で、「国民の不安も高まっているなかで警察捜査の真価が問われている。一丸となって捜査を推進してほしい」と指示しました。