海外製が抱える課題と「国産化」のメリット

これまでCTVはヨーロッパ製が主流でした。しかし、海外製は故障時の部品取り寄せや技術者の手配に時間やコストがかかる課題があります。国内で製造や修理を行える体制を整えることは、今後の維持管理において重要な要素となっています。

沖新船舶工業が2026年9月に起工した1隻目のCTVは、洋上風力発電のO&M(維持・管理)作業員の海上訓練で使用される船です。
全長約20mのアルミ製双胴船で最大速力は23ノット、定員17名(船員5名、作業員12名)で、2027年春に竣工予定です。

長崎県内では洋上風力に関わる人材育成が進められており、長崎市伊王島の訓練施設ではこれまで屋内プールを使って実践的な訓練を行ってきました。

長崎海洋アカデミー(NOA)では、来年、長崎市高島沖に洋上訓練タワーが設置されるのに合わせ、実際の海でCTVを使った『乗り移り訓練』を開始します。

長崎海洋産業クラスター形成推進協議会・松尾博志理事長:
「実際には海の上では波がありますし、風もあります。プールとは全然違う環境で仕事をしなければいけない。訓練用の船で、訓練用の環境で、実際の海で訓練をしたうえでより安全に現場に出ていただく」














