先週大雨の被害をもたらした台風25号。千葉県や神奈川県では土砂崩れが相次ぐなどし、これまでに13人が死亡、2人が行方不明のままとなっています。千葉県・印旛沼では堤防が決壊し、周辺に大きな被害を与えました。

台風26号が本州に接近する予想もされている中、現地の復旧状況は?MBS鈴木充喜アナウンサーの報告です。

(MBS鈴木充喜アナウンサーの報告)
千葉県成田市の印旛沼の前からお伝えします。台風25号による大雨で堤防が決壊しました。こちらでは現在、トラックから石材を流し入れるなど、復旧作業が行われています。そしてその奥には、20台以上のトラックが並んでいるのが見えます。

元々つながっていた道路が完全に決壊しているのが確認されていて、決壊した堤防から流れ出た水の勢いの強さや豪雨被害の深刻さを物語っています。

沼から流れ出たとみられる土砂が堆積している場所もあり、ふだんはしないような“潮のような匂い”がしているということです。

そして、元々は田んぼだった場所でにはたくさんの水や土砂が流れ込み、今では原型が分からなくなってしまいました。稲が見えていますが、この田んぼの管理者に話を聞いたところ「収穫期の稲が実っていたものの、もう収穫できない。被害総額としては相当なものになる」ということでした。

台風25号による大雨の影響で、9月22日早朝に2つの地点で、23日にもう1つの地点で堤防が決壊しました。この印旛沼の開発が行われ、管理がスタートした1968年以降、こうした決壊は初めてのことだということです。

これに対し、国と千葉県は「チーム印旛沼」を立ち上げ、現在復旧作業が行われています。

そして、新たな台風26号の接近に備え、今週末を目処に復旧工事を終えたいという日程になっています。

千葉県によると、9月25日から始まった復旧工事は今、急ピッチで作業が進められていて、10月2日を目処に完了させたいということです。