「真っ白で深い霧の中にいる」

◇藤井幹人さん…「今は人の顔であったり、姿とか、色であったりとか、そういうものは認識できなくて、本当に真っ白い世界にいる感じですね。深い霧のなかにいるような状態です」

藤井さんは32歳のとき、光を感じる網膜に異常をきたす難病「網膜色素変性症」と診断され、以来、徐々に視野が狭まり、40代のころには楽譜が読めなくなってしまいました。

◇藤井さんの妻・藤井ひろみさん…「白地に黒の楽譜というのが一般的だと思いますが、白黒反転というのは黒地に白、学校で黒板にチョークで白い字を書きますが、そんな状態です。目にやさしいというか、夫はだんだん光の調節ができなくなってくる病気なので、白い楽譜は眩しくって、何が書いてあるのか分からなくなってきた」

妻やオーケストラアンサンブル金沢の団員たちのサポートもあって演奏活動を続けてきた藤井さん。前へと踏み出します。














