■アジア大会 陸上・男子110mH決勝(27日、名古屋市瑞穂公園陸上競技場)

男子110mHの決勝が行われて、村竹ラシッド(24、JAL)が13秒29で銀メダル。日本勢は2022年杭州大会の高山峻野に次いで2大会連続の優勝とは行かなかった。

前日の予選では13秒27で組1位で予選を突破、村竹は「やっと(満足いくレースが)できた」と話し、「(今日は)7割くらいで行った。一生懸命感はなく余裕持って最後までいけました」と口にした。決勝には「ここまで来たら勝ちたい」と気合を入れていた。

やや雨が強くなってきた決勝の舞台、ゆっくりと歩いてスタート地点で向かっていった。選手紹介では大歓声が上がった。スタートからリズムが崩れると、ハードルに足を当ててしまい、最後のハードルまで全て倒してしまった。隣のレーンの中国・陳圓將(20)が前に出ると、必死に追っていったが、リズムがつかめず、後半も伸びが見られずに13秒29の2位となった。優勝は13秒15で陳圓將となった。

レーズ後、村竹は思いを聞かれて「そおっすね」と口にし、数秒間考え込んだ。そして「力が入らなくて、ちょっと焦っちゃいましたね」と力なく語った。

「去年は(東京世界陸上で)悔しい思いをしたんで、その雪辱を晴らすべくにずっと今年本当にいろんなことにし試行錯誤しながら、取り組んだりとかしたんですけど、全然うまくいかなくて今日まで引きずってしまった。調子が上向かない中でも、こうしてこの場に立てたことは、すごく褒めたいなとは思うんすけどやっぱ金を取りたかったっすね」と悔しさを滲ませた。