愛媛県松山市に本社を置く伊予鉄道と伊予鉄バスが、今年度の運転士の賃金引き上げを例年より3か月前倒しして、10月に実施します。

伊予鉄グループによりますと、今年度は賃金の引き上げに加えて、物価上昇の支援策として県内の店舗などで使える「みきゃんアプリ」の電子マネーもあわせて支給することで、運転士1人あたりの賃金は、実質10%のアップとなります。

過去3年は1月に7%引き上げてきましたが、今回は時期を3か月早めたうえで引き上げ幅も拡大しました。

また、採用を強化するため初任給も引き上げます。

鉄道は1万円アップの22万3000円に、バスは1万5000円アップの25万円となります。鉄道は5年連続、バスは4年連続の引き上げです。

こうした取り組みの背景には深刻な運転士不足があり、伊予鉄グループの清水一郎社長は「賃金を引き上げることで県外からも人材を獲得し、路線の維持を図りたい」とコメントしています。