「世界への警告だ」ネパール首相の訴え

甚大な被害をもたらした土石流はなぜ起きたのか。

ヒマラヤ山脈の標高5200メートルの地点から、氷河と岩盤が崩れたことが原因とされていますが、現地の研究者は、“温暖化の影響”を指摘します。

国際総合山岳開発センター ラジェシュ・バハドゥール・タパ氏
「気温が上昇しているため、ヒマラヤの氷河は以前よりも速いペースで溶けている。気候変動が氷河のプロセスに影響を及ぼした結果として、災害が発生したと言える」

ネパールのシャハ首相は国連総会に出席し、こう訴えました。

ネパール バレンドラ・シャハ首相
「土石流がネパールの山岳地帯を猛烈な勢いで襲った。そのすさまじさから、多くの人が『ヒマラヤの津波』と呼んだ。これはひとつの地域で起きた悲劇ではない。世界への警告だ」

各国に気候変動対策の強化を呼びかけ、“弱い立場の国が大きな代償を払っている”と訴えました。

ネパール バレンドラ・シャハ首相
「ネパールは世界の温室効果ガスの0.1%未満しか排出していない。私たちはこの危機を引き起こしていないのに、大きな代償を払わされている」