こうした事情から、聖前選手の所属クラブはこの日、練習の見学を特別に許可しました。家族にとっては、八戸国体とはまた違った重みがある特別な瞬間です。

おばあちゃんの見る中 氷上で演技する聖前選手

演技が終わると真っ先に駆け寄ってきた聖前選手に、静江さんは。

※静江さん「ずっと見てなかったからすごい成長ぶり」
※聖前埜乃華(しょうぜん・ののか)選手「嬉しい。よかった」

※聖前埜乃華選手
「初めての地元国体で自分のベストな演技を尽くして、地元の皆さんや家族に喜んでいただける演技ができるようにがんばります」

家族のため、そして地元・八戸のため聖前選手は大きな覚悟を胸に大会へ臨みます。

実は祖母の静江さん、そしてお母さんもフィギュアをやっていたそうで、埜乃華さんで親子3代、フィギュアをしているのは、氷の都・八戸ならではです。聖前選手は1月28日にショートプログラムを通過すれば、29日にフリーの演技を披露します。