人類のリスク?“AI脅威論”も

中国政府はAIの市場規模の目標額を220兆円以上としていて、ロボットやAIをめぐる米中の覇権争いは激化しています。23日、国連・安全保障理事会でも「AIリスク」について議論が。

オープンAI サム・アルトマンCEO
「AIの利益があまりにも大きいからと、過度にリスクを受け入れるべきではない。他社との競争に勝つことは軽率な判断を下す理由にはならない」

さらに、アンソロピックのダリオ・アモデイCEOも、「適切に管理されなければ、AIは人類全体にとってのリスクとなり得る。一企業だけでは対応できない、世界規模の問題だ」として国際的な安全基準の構築を呼びかけました。

一方、トランプ大統領は中国との競争を続けるべきだと強硬に主張。

アメリカ トランプ大統領
「アメリカはAIで中国をリードしている。世界で最も先進的な国であり、これからも維持したい。AIを制する者が勝つのだ」

中国も開発の抑制には消極的で、「AI脅威論」に反発。国際的な協力機構を発足させ、自国主導のAI開発を狙っています。

中国 習近平国家主席
「AIは人類共通の知恵の結晶であり、貴重な財産。国際的な合意に基づくガバナンスの枠組みを早期に構築し、この先端技術がより良く人類社会に貢献するようにすべき」

中国のロボット企業トップも…

リン・ユー・ロボティクス 金戈社長
「サイバー攻撃やセキュリティへの懸念は、研究開発を行う際には最優先の問題として対処している。AIの発展は間違いなく世界をより平和に導く」

AIをめぐる国際協調も議題となるとみられる米中首脳会談。2つの超大国の出方を世界が注視しています。