「生活交通という面だけでは存続は非常に厳しい」
宮城大学 徳永幸之教授:「これまでは公共交通の利用者層として、高齢者ということが言われてきたが、これからの高齢者は、車を自分で運転して生活してきた人たち」

実際、大崎市の高齢者の運転免許保有率は2010年に▼41.8%でしたが、2020年には▼61.1%にまで上昇しています。

宮城大学 徳永幸之教授:「非常に限られた利用でしかないというのが現実なので生活交通という面だけでこの鉄道を考えると、存続は非常に厳しい」
JR岩出山駅近くの高齢者は…。
利用客「(陸羽東線は)使いませんね。やっぱり車頼るもんね」
「車じゃないと移動できない。玄関まで電車が送ってくれるならいいけど」

「無いと困るんですよ。(Q.どういう所が困るか?)うーん、どの辺って言われてもあれですけど」
陸羽東線の今後のあり方を検討しようと、大崎市は去年10月から周辺住民らとの意見交換を行っています。岩出山地域の懇談会には渋谷さんの姿もありました。