渋谷さん「選択肢として電車はすごくありがたい」
渋谷大輔さん:「車両も4両くらいあって、満員になるくらいは毎朝乗っていた。電車に乗るのも友達と一緒に通学していたので楽しかった」

高校時代は、陸羽東線と新幹線を乗り継ぎ、1時間半をかけ仙台市内に通っていました。

卒業後は長らく関東に住んでいましたが、4年前に家族で地元・岩出山に戻りました。
渋谷大輔さん:「自分が育ってきた町が帰省のたびにどんどん人が減っていって、何かできないかなという思いで戻ってきた」

一級建築士として設計事務所を立ち上げ、忙しい日々を過ごす渋谷さん。子どもの将来のためにも、陸羽東線は必要だと考えています。
渋谷大輔さん:「遠方(の高校)に行くのは全然構わないと思うんですけど、親が一緒に行かないといけないとなると難しい時もあるので、選択肢として電車はすごくありがたい」

地方公共交通に詳しい宮城大学の徳永幸之教授は、「高齢者のライフスタイルの変化」が利用者減少の要因だと指摘します。