高級クラブは繁盛

田中角栄の主治医だという男性の紹介で、多くの政治家や有名人がやってきて、店はたちまち繁盛しました。未経験にも関わらず、大物相手の商売がなぜ成功したのか、その裏には髙橋さん独特のコミュニケーション術がありました。

髙橋きく子さん:
「田舎(実家)からコメを送らせて、先生方(国会議員)にコメをやるわけよ おめえんとこのコメはうまいなあなんて言われて、そこからはひとつひとつ積み重ねよ」

クラブ経営を始めて十数年後、再び転機が訪れます。七ヶ宿町にいる父親の死です。

髙橋きく子さん:
「家をぶん投げたらいいか このままクラブを経営して東京で人生を終わらせたらいいか」
悩んだ挙句、クラブを売却して郷里に戻る決断をしました。地元に戻った後も男性として生活していましたが、あるきっかけで女性であることが知られることになりました。
【後編】郷里に戻り政治の世界へ…あるきっかけで女性だと知られるように