J1リーグ第8節でアウェーのV・ファーレン長崎戦に挑み、1-1の引き分けに終わったセレッソ大阪。試合を通じて猛攻を見せたものの勝利には届かず、失点シーンでは守備陣の隙が浮き彫りとなった。元日本代表DF加地亮さんは、加入間もない選手との連携や一瞬の声掛けの重要性について解説し、今後の守備構築に向けた課題と解決策を紐解いた。

▼「一瞬の声掛けが命取りに」加地亮が紐解くセレッソ大阪の守備連携と積み重ねの重要性

関西のサッカー情報を中心に扱うMBSのJリーグ応援番組『KICK OFF!KANSAI』で、MCを務める元日本代表DF加地亮さんが登場。セレッソ大阪のアウェー長崎戦を振り返り、失点シーンにおける守備陣の連携について詳細な分析を展開した。

前節・柏レイソル戦の大敗からの巻き返しを狙ったセレッソ大阪だったが、試合序盤に畠中槙之輔選手の負傷退場。ハビ・エルナンデス選手が緊急出場で左センターバックに入った。新加入のエルナンデス選手が入った3バックに対し、相手に中央を打ち破られて先制を許す展開となった。

加地さんは失点シーンを分析し、「マークの受け渡しにおいて、一瞬のコミュニケーション不足があった」と指摘。新加入選手や外国籍選手が多く並ぶラインにおいて、「『後ろ!』や『任せた!』といった短く的確な声掛けをあらかじめ出せていれば、マークの受け渡しはスムーズに行えたはず。コンマ数秒の判断と声掛けが勝敗を分ける」と、守備陣における意思疎通の難しさと重要性を説明した。

また、相手の素早い攻撃に対して最終ラインの並びにギャップが生じていた点についても触れ、「急なポジション変更や不慣れなシステムでの対応は容易ではないが、これらは今後の練習と実戦の積み重ねで確実に解消できる部分」とフォロー。後半はセレッソ大阪が主導権を握り、計18本のシュートを浴びせるなど怒涛の反撃を見せた。それだけに加地さんは「真ん中の守備を固める相手に対してサイドからの攻略を試みていた。連携面での精度を高めていけば、さらに安定した戦いができるようになる」と、今後の守備陣の成熟と成長に期待を寄せた。

(MBS「KICK OFF!KANSAI」日曜深夜0:50-1:20放送 2026年9月20日(日)収録より)