春に行われる県議会議員選挙の注目選挙区をシリーズでお伝えする「石川県議選2023」。加賀市選挙区を取り上げます。
加賀市選挙区は、羽咋市羽咋郡南部とともに議員定数が削減され、今回の県議選から定数は3から2になります。

これまでに出馬を表明しているのは、
自民党公認の現職で4選を目指す 室谷弘幸氏
自民党公認の現職で3選を目指す 田中哲也氏
自民党推薦の新人で加賀市議の 高辻伸行氏の3人です。
いずれも馳知事や地元・加賀市の宮元陸市長にも近いとされる3人による、保守三つ巴の熾烈な争いが始まります。
室谷弘幸氏 (自民・現)「北陸新幹線加賀温泉駅開業、そして小松空港の国際化への兆し、そして何よりも多くの方々が、これから頑張ろうという気持ちだといいます。力は微力かもしれませんが、できる限り頑張って何とか今のこの困難な時代を次へと未来へと向かいたい。ともに加賀市のために石川県のために頑張ります」
今月3日、コロナ禍の影響もあり3年ぶりとなった地元支援者との会合で、3期12年の実績を押し出すとともに熱弁を振るった現職の室谷弘幸氏。宮元陸市長も背中を押します。

加賀市 宮元陸市長「これからますます厳しい状況を迎えるにあたって室谷さんには大胆な決断を、選択と集中の先頭に立ってもらいたい」
馳知事「みんなで協力して、この山中を加賀を良いところを全国に発信をしていきたいと思っています。新幹線の時代に田中哲也さんをみなさんでどうぞ支えていただきますようにお願いを申し上げたいと思います」
一方、馳知事との距離の近さをアピールしたのは現職の田中哲也氏です。今月9日に開かれた地元の会合で支持を訴えます。

田中哲也氏 (自民・現)「定員が2名のところを3人で戦わなければならないという激戦になるわけでございます。どうか皆様方におかれましては最後の最後まで私、田中哲也の3期目の挑戦を見事当選させていただきますようよろしくお願い申し上げます」

人口の減少によって今回の選挙から3から2へ定数が減る加賀市選挙区。党の公認は現職優先ということもあり、再選を目指す2人にとっては有利とみられていましたが…