次に注目したのは、頭の中でそろばんを弾くように計算する暗算力を鍛える「そろタッチ」です。都内のある算数教室を訪れると、子どもたちがヘッドフォンをして真剣な表情でタブレットに向き合っていました。
これは、そろばんの仕組みをデジタルに応用したタブレット式のそろばんです。
珠を弾く代わりに画面をタップし、画面上の珠が光って計算が進みます。計算の速さと正確性を競い合うチーム戦モードなどもあり、ゲーム感覚で夢中になって続けるうちに、暗算力が身につく仕組みになっているといいます。
この教室は「そろタッチ」を導入する前は通常のそろばん教室でした。当時は、子どもたちに暗算力を身につけさせることが非常に難しく、4年間通っても暗算検定3級レベルを習得できる生徒はわずか10%ほどだったといいます。
ところが、「そろタッチ」に変えたところ、2年間の学習で約60%の生徒が暗算検定3級レベルの暗算力を身につけられるようになったというのです。
生徒からは「めっちゃ楽しく続けられる」という声が聞かれ、保護者も「計算が速くなってくれるので、学校の進み具合を心配しなくていい」と、その効果を実感していました。














