■第20回アジア競技大会 愛知・名古屋 野球 オープニングラウンド第1戦 日本 11ー3 中国(21日、豊橋市民球場)

32年ぶりに日本開催となったアジア大会愛知・名古屋。野球日本代表は初戦で中国に快勝を収め、今大会白星発進を飾った。目指すは自国開催だった1994年の第12回大会(広島)以来、32年ぶり2度目のアジア制覇。地元の声援を背に、順調な滑り出しを見せた。

試合は1点ビハインドで迎えた4回、無死三塁から4番・逢澤崚介(29)の適時打で同点。さらに1死二、三塁の好機では7番・山田健太(26)に適時打が飛び出し勝ち越しに成功した。投げては先発の樋口新(24)が6回1失点の好投。リリーフ陣もリードを守り切った。

日本の先発・樋口は立ち上がり三者凡退に抑える好スタート。しかし2回、2死二塁から7番・王磊にレフトへの適時二塁打を浴び、先制点を許した。打線も3回まで中国先発・王翔の前に得点を奪えず。好守にも阻まれるなど、序盤は苦しい展開となった。

それでも4回、日本打線が反撃に出る。この回先頭の向山基生(30)が右二塁打で出塁すると、相手投手の暴投の間に三塁へ進塁。続く4番・逢澤がセンターへの適時打を放ち同点に追いついた。

さらに中国の2人目・王唯一に対し、1死一塁から6番・熊田任洋(25)の二塁打で好機を広げると、7番・山田がライトへ勝ち越しの適時打。日本が一挙に3点を奪い、3ー1と試合をひっくり返した。

5回にも1点を追加した日本。6回には無死二塁から7番・山田の左安打が相手のファンブルを誘うと、その間に走者が生還し5ー1。打線は攻撃の手を緩めず、2死満塁の好機を迎えると、3番・向山、4番・逢澤、5番・水谷祥平(25)が三者連続で適時打を放つ猛攻。日本はこの回一挙6点を奪い、10ー1と中国を大きく突き放した。

樋口は6回まで6安打10奪三振1失点に抑える好投。7回からは2人目・嘉陽宗一郎(30)がマウンドに上がった。嘉陽は1死一塁から栾臣臣に右翼への2ラン本塁打を浴びたものの、後続を抑えて追加点は許さなかった。

8回は3人目・渕上佳輝(29)が無失点に抑えると、打線は9回、無死一、三塁から和田佳大(29)の内野ゴロ間に1点を追加。11ー3と8点リードで迎えた9回裏、2イニング目のマウンドに上がった渕上は中国打線を三者凡退に抑え試合を締めた。中国に逆転勝利を収めた日本は、今大会初戦を白星で飾り次戦へ弾みをつけた。