ゴールを狙うために、まず味方の時間を作る

「そこに関しては、まだちょっと手応えは感じてないなっていうのが現状で」

今の状態を尋ねると、江﨑はボールを受け止め、自分たちの攻撃につなげるプレーについて、そう答えた。自主練習でも取り組んでいるが、納得できるところには届いていない。

今季のリーグ戦は、開幕から3試合すべて途中出場。
江﨑によれば、昨季は最前線の選手の少し後ろでプレーしていたが、今季は一番前で攻撃の起点になる役割を担うようになった。

そこで、より強く意識するようになった仕事がある。

「ワントップになったからこそ、より一層、チームが苦しい時とか、流れの中で時間を作るっていうのはすごい大事」

相手に攻め込まれた時、前方へ送ったボールをすぐに奪われれば、再び守備に追われることになる。そこで江﨑がボールを保てれば、味方は守備から攻撃へ移る時間を得られる。

前線でボールを「収める」とは、単にパスを受けるだけではない。相手のプレッシャーを受けながらもボールを失わず、味方が攻撃に加わる時間を作ることでもある。