「証明できるものがない」密室の性被害

体を癒やすために訪れた「整体院」という密室で行われた犯行。

約10回通ったすえに被害を受けた女性Cさんは、施術後、駐車場で待っていた母親に「ズボンの上から触られた」と打ち明けていました。Cさんの母親も当時を振り返り、「こわばっていて慌てているような表情だった」と証言しています。

また男の同僚で被害にあったEさんは、すぐに夫に電話をして被害を訴えていました。夫は当時の状況を振り返り、Eさんはいつも以上に元気がなかったと証言しています。

被害女性の1人は法廷で、当時の絶望的な心境をこう吐露しました。

「性被害に遭ったと思ったが、証明できるものがないので、警察に言っても無駄だと思った。被告人が逮捕されたと聞いて『やっぱり性被害に遭ったんだ』と思った」

また、女性らは「警察に話すために思い出したくもない被害を思い出さなければならないのが苦痛」「反省を促すために刑務所に入ってほしい」などと話し、被告の男に対する厳しい処罰感情を訴えました。