東日本大震災後に宮城県南三陸町で発見された遺体について、震災の犠牲者ではなく、震災前にすでに火葬されていた遺体だったことがわかりました。

2011年3月26日、南三陸町志津川で40代男性の焼けて白骨化した遺体が見つかりました。警察はこの遺体を震災の犠牲者として、当時南三陸町の遺体安置所だったベイサイドアリーナに収容して検視を行い、身元不明遺体として震災翌月に南三陸町に引き渡されて火葬されたあと、これまで町内の寺院に安置されていました。

発見された現場は、震災で津波に襲われ火災が発生した地域で、同じ時期や地区で発見されたほかの遺体との比較や、再度鑑定した遺骨に骨壺の破片とみられる陶器のような白い小石状のものが混ざっていたことなどから、震災前に火葬された遺体だったことが判明しました。

震災から15年半が経過し、鑑定結果の精査を繰り返した結果、わかったものだということです。
警察は「生前資料と特徴が一致した場合など、お返しできる可能性がある。引き続き、情報提供を呼びかけていく」として、この遺骨は9月15日から南三陸警察署で3か月間保管されるということです。

宮城県内の身元不明遺体は6体でしたが、今回、震災による遺体ではないことが判明したことから1体減少して5体となりました。