気象庁は18日午後、10月から12月にかけての3か月予報と、冬(12月~来年2月)の寒候期予報を発表しました。この秋は残暑が近年に比べると早くおさまった地域が多くなっていますが、10月からの3か月は暖かい空気が流れ込みやすく、気温は全国的に平年より高い傾向が予想されています。秋の深まりや冬の訪れはゆっくりとなりそうです。
また、寒候期予報についても寒気の影響を受けにくく、冬(12月~来年2月)の気温は、北海道地方が「平年並みか高い」という表現のほかは、全国的に「平年より高い」予報となりました。南西諸島は平年より高い確率が70パーセント、東日本~西日本の広い範囲で平年より高い確率が60パーセントと、確度の高い予報となっている地域もあります。
大陸からの季節風も弱いとみられるため、日本海側の降雪量は北海道地方で「平年並みか少ない」、東北~山陰地方では「平年より少ない」となっています。大雪被害のリスクが例年より小さくなるとみられる一方、スキー場は雪不足が懸念されます。
また、太平洋側の地域は降雪量の予報はされませんが、低気圧の影響を受けやすいとして降水量は平年より多い予想となっています。寒気が例年より弱い傾向とは言え、本州の南岸を東に進むいわゆる南岸低気圧が、北から寒気を引き込んでやってきたりすると、大雪になることもあり得ますので注意が必要です。
こうした予報になった理由としては、南米ペルー沖の海面水温が平年より高くなるエルニーニョ現象が、冬の間続くと予想されることも影響しています。前回、エルニーニョ現象が発生していた2023年~2024年の冬も全国的に暖冬となり、日本海側の降雪量は少なくなりました。今回のエルニーニョ現象はかなり強いレベルの「スーパーエルニーニョ」になりつつあり、今後日本にどのような影響をもたらすのか注目されます。














