「ピザに救われた」少年時代の記憶
理想の1枚を追い求め、毎日修行に励む井上さん。ピザ職人を志したきっかけは、12年前にさかのぼります。

小学3年生のとき、父親を亡くした井上さん。母と2人の兄は家庭を支えるため、仕事で家を空けることが多くなったといいます。

「自分は1人寂しく、家で夜ご飯を食べたりとかしてたんですよ」
そんな中、家族4人が久しぶりに揃ったある日の夕食に出されたのが「宅配ピザ」でした。
「食卓にピザが並んで、周りの顔を見てもみんな笑顔で、あの瞬間が本当に幸せやなって思って。ちっちゃいころピザに救われたって言ったらあれですけど――。」

家族でピザを囲んだあのひとときが、井上さんのピザ作りの原点になっています。
10月オープン予定の新店舗を任される
「SASEBOピザ食堂」では、新たな挑戦も始まっています。佐世保市広田1丁目にオープン予定の新店舗「SASEBO PIZZA LABO(サセボ ピザ ラボ)」です。

井上さんは、この新店舗を任されることになりました。

新店舗では調理と責任者を担当し、将来の独立に向けて、仕入れや収支管理、スタッフの指導も学んでいく予定です。

下川代表は「年齢、年数関係なく新しい場所で挑戦させてあげたいなというところからのスタートですね」と話します。

工事が進む新店舗には、井上さんの商売道具となるピザ窯も届きました。

新たな挑戦を前に、井上さんは、「ワクワクっていうか楽しみです」と笑顔を見せます。
「同年代にも『すげー』って言ってもらえるようにがんばっていこうと思ってます」














