鹿児島県が県立姶良病院で、20歳未満を対象に精神科の入院治療を行う「児童・思春期病棟」の開設を検討していることが分かりました。県内の医療機関では初めてとなります。

(原口優清 県立病院事業管理者)「専門的な医療を提供できる体制の整備を図る必要があると認識していることから、児童・思春期病棟の開設に向けて検討を進めている」

姶良病院は県内に5つある県立病院のうち、唯一の精神科病院です。

20歳未満の入院患者は2020年度、47人でしたが、昨年度は2.8倍の134人に増えました。専用の病棟はなく、成人の患者と同じ病棟で治療を受けています。

17日の県議会で、県は今後、20歳未満の患者の増加が見込まれるとして、県内では初めてとなる児童・思春期病棟の開設を検討する方針を明らかにしました。

(伊地知芳浩 保健福祉部長)「精神医療でり患する子どもが増えている現状は分析していないが、日々の診療内容を踏まえながら、地域の医療機関・学校などと連携しながら、対策・連携した支援につなげたい」

児童・思春期病棟が設置されていないのは、九州では大分と鹿児島だけです。

姶良病院での具体的な設置時期は決まっておらず、人材の確保や学習室の改修を進めたうえで開設を目指す考えです。