アジア大会開幕(9月19日~10月4日)を目前に控え、競泳日本代表が17日、会場となる東京アクアティクスセンターで公開練習に臨んだ。3大会目の出場となる池江璃花子(26、横浜ゴム)は「メダルはしっかり手の届く範囲にある」「2つ以上は必ず獲得」などと大会に向けたコンディションや意気込み、ライバルへの思いを語った。

インカレ直後に心配された体調面について、池江は「大丈夫でした!」と不安を払拭。「スプリントだったりとか、体にどんどんレース感覚というか刺激を入れていって、本番につなげていけたら」と今後の調整を見据えた。普段と異なるアジア大会仕様の会場については、「国際大会感がどんどん出てきて、自分もより一層気持ちが引き締まる」と高まる胸の内を明かした。

今大会で池江が挑む個人種目は、50m自由形、50mバタフライ、100mバタフライの3種目。初戦までは約1週間の準備期間があり、着実に調整を進めて本番に臨む。

2018年のジャカルタ大会で日本人初となる6冠を達成した池江。前回の2023年杭州大会を経て臨む今大会に向けては、「メダルを獲得するっていうのは、しっかり手の届く範囲にあると思う。前回大会よりもいい記録、いい結果で終わりたい」と手ごたえを口にした。個人種目では「メダルを2つ以上は必ず獲得」と目標を掲げ、リレー種目も含めて納得のいくレースを目指す。とりわけ100mバタフライに対しては「恐怖心がなかなか抜けない状態で戦ってきた」と正直な葛藤を明かしつつも、「普通に泳げば絶対出るはず」と語り、56秒台の記録を叩き出すことを最重要課題に設定した。

また、杭州大会で6冠を挙げた中国のライバル、張雨霏(チョウ ウヒ)との再戦についても思いを寄せた。「今年のタイムを見ている感じは全盛期の時よりは上がってこられてないと思うが、アジア大会に向けてしっかり準備してくるはず」と相手の実力を認めた上で、「自分も前回大会よりは絶対上がってきているはずなので、ちょっとでも戻ってきている姿を、一緒に泳いで思ってもらえたら」と静かな対抗心を覗かせた。

自身にとって「最後になるかもしれない」と語るアジア大会。「楽しみながら、自分の今年の最大限の力を出し切れるようにできたらいい」と意気込む池江は、これまでのトレーニングと準備を信じ、強い決意を胸にプールへ向かう。