当時のジャーナリストが信念をもって震災を記録する――
家の天井を四方より揉み崩そうとするような響きが凄まじい縦揺れの地震だった
熊本明治地震を日記に認めていた人物がいます。水島貫之です。明治のジャーナリストと言える存在で、自ら設立した活版舎から「熊本明治震災日記」として発行しました。

その日も猛暑だったようです。日記にこうあります。
七月二十八日晴れ 正午寒暖計九十八度 ※摂氏36.7℃
昼間の暑さがまだ残っていた。キセルを取り出し、たばこに火をつけようとしていた、その時である。西の方から大きな音がとどろき、響いてきたかと思うと、家屋が急に揺れ始めた。














