※ドナー登録説明員(弘前大学3年)勝木若菜さん
「患者さんを救いたいという気持ちがあり、佐藤さんから骨髄バンクのドナー登録説明員が不足している、若い人の力がほしいと聞いて、私でも力になれることがあるなら、少しでも協力したいと思った」

ドナーに登録できるのは18歳から54歳の健康な人で、青森県内では毎月約50人が登録していますが、55歳を迎えると取り消されます。青森県内の登録者は2022年12月末時点で1万157人で、説明員たちの努力によって人口1000人あたりで4番目の多さを誇ります。しかし、その説明員も高齢化し、現在は11人いますが、新型コロナの影響や仕事との両立の難しさもあって実際に活動しているのは佐藤さんを含め3人だけです。先頭に立って活動してきた佐藤さんも69歳となり、県内全域を回るのは体力的にも厳しくなっていて、新たな人材の育成が急務となっています。

※あおもり骨髄ドナー登録募る会 佐藤孝治代表
「できれば学校の中の(献血の)機会をいただいて、登録会をしていただければ」

そこで佐藤さんは、日本骨髄バンクの職員とともに青森県内の大学を訪ねて、協力を求めてきました。