ラスカー賞を受賞した睡眠研究の権威、柳沢正史教授が「ひるおび」に出演。睡眠にまつわる疑問に答えてもらいました。

歴史的な大発見「オレキシン」

“ノーベル賞への登竜門”と言われ、アメリカで最も権威がある医学賞の「ラスカー賞」。
2026年は日本人4人が受賞し、基礎医学部門で、脳の神経伝達物質「オレキシン」を発見した筑波大学の柳沢正史教授が選出されました。

柳沢教授が「オレキシン」を発見したのはテキサス大学在任中の1998年です。
「オレキシン」とは目が覚めている状態を保つ脳内の物質で、欠乏すると、日中に強い眠気が生じる「ナルコレプシー」と呼ばれる睡眠障害を引き起こします。
この発見により、副作用が少ない新しいタイプの睡眠薬や、世界初のナルコレプシー治療薬の開発につながっています。

恵俊彰:
今回評価されたポイントはどこだと思われますか?

筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 機構長 柳沢正史教授:
私たちの発見の前までは、「睡眠」を遺伝子や分子のレベルで語ることができなかったんです。
そういうことができるようになって、睡眠学のそれ以降の発展に貢献したというのが基礎的な観点からの評価だと思います。
それからもちろん、私たちの発見を元にして、眠らせる医薬と起こす医薬の両方ができたということですね。