なぜ広島のラーメンは高いのか? 鍵を握るラーメン市場の「三極化」

ここで気になるのが、「なぜ広島が全国一高いのか」という疑問…実は理由を示す明確なデータはないんですが、帝国データバンクの分析から理由が見えてきます。
大前提として、物価高や円安などコスト上昇があるけど、それは広島に限った話ではありません。鍵になるのは、いま全国のラーメン市場で起きている「三極化」。『500円前後の低価格帯』、『1000円前後の標準的な』価格、『1500円前後の高価格帯』に分かれています。
まず、大手チェーン店を中心とした『500円前後の低価格帯』について。食材の一括調達というスケールメリットや、オペレーションの効率化によってローコスト運営を実現し、利益を確保しています。
次に、味や素材で明確な差別化を図る『1500円以上の高価格帯』。こちらは、プレミアムな付加価値を提供することで選ばれる戦略をとっています。
広島のように「ご当地ラーメン文化」があり、こだわりのスープや具材を売りにする専門店が多い地域では、高価格帯にシフトしやすく、平均単価を押し上げていると考えられます。ただ、最近は低価格帯のチェーン店でも豪華な限定メニューなどで客単価が上がっていたりするので、一概に「チェーン店だから安い」とは言えなくなっています。物価高の波はありますが、たまにはちょっと贅沢なご当地ラーメンを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。














