「命の授業」の20年
夢ら丘さんの「命の授業」は2007年に始まり、今年で20年目となりました。授業は全国各地で行われ、回数は1300回を超えたということです。この20年の授業の変化を聞きました。
1度目の読み聞かせをした時は、そこまで問題が深刻だと正直思っていなくて、3年生の感想で「死にたかった」という言葉が出たのでびっくりしたんです。その後、どの学校でやってもそういった深刻な悩みを吐露する感想が出てきたので、これは本当に大変な社会問題なんだなというのを実感しました。
授業後の感想に、「本当に死にたかったんだけど、今日のお話を聞いて、死ぬのをやめました」「生きていきたいって思った」と書いてくれた子が何人もいました。それを読んで、この活動は何としても続けなければならないと強く感じ、真剣に取り組むようになりました。
始めた頃は本当に読み聞かせとその説明という形で話も短かったんですが、求められるものも多くて、いじめが解決できるような話をしてほしいとか、不登校に対応する話をしてほしいとか、様々な要望があって、それを取り入れて私の経験やお医者さんに聞いたストレス対処法とか、認知変容といって物事の考え方を変えるのにはどうしたらいいかなんていう専門的な話もするようになってきて、すごく喜んでいただいてる学校も多くなってきました。(夢ら丘さん)
最近では、インターネットの仮想空間「メタバース」での授業もされたそうです。子どもたちがアバターに扮して集まり、匿名で顔も出ない、学校では言えないことも言えるということで、今まで学校での命の授業に参加できなかった不登校の子どもたちも来てくれたということでした。














