問い続ける「校舎が残された意味」

先月、石巻市の震災遺構、大川小学校。

校舎の向かい側にある広場は賑やかな雰囲気に包まれていました。毎年夏に開かれている「おかえりプロジェクト」です。

イベントを主催しているのが大川小の卒業生、只野哲也さんです。

只野哲也さん「子どもたちと一緒になって冷たいものを食べたり、パンや焼きそばを食べたりと『食べる』が中心にあって、おかえりプロジェクトの意味合いがぐっと高まった」

津波で児童ら84人が犠牲となった大川小学校。只野さん自身も津波にのまれましたが、奇跡的に生還しました。

甚大な被害が出たふるさとですが、悲しいだけのまちにしたくないと、只野さんは、様々な取り組みを続けてきました。

思いが形になる一方、校舎はいま、岐路に立たされています。

只野哲也さん「僕たちも『保存・修復』という部門を設けて活動しているんですけど」

外壁のタイルが剥がれ落ちるなど劣化が進んでいるのです。自動販売機が何者かに荒らされる被害も。管理の在り方が課題となっています。