「あおもり国スポ」は10日、青森県むつ市ではローイング競技が初日の予選を迎えました。この大会を最後に現役を引退する選手、そして1月に家族を亡くした選手。

それぞれが特別な思いを胸に地元の夢舞台で躍動しました。

むつ市大湊で行われたローイング競技は、1000mの直線コースをオールを使ってボートを漕ぎます。10日に行われた予選、成年女子の注目は、4年前のアジア大会で銀メダルを獲得した木野田沙帆子 選手。1人で左右2本のオールで漕ぐシングルスカルに出場しました。

前半から推進力のある漕ぎでグングンと加速。外ヶ浜町出身の31歳は、国スポを自らの集大成と位置づけ、引退試合として臨んでいます。

記録は3分50秒04と、全体トップの成績を残し、予選1位で準決勝進出を決めました。

ローイング 成年女子シングルスカル 外ヶ浜町出身 木野田沙帆子 選手
「もともと、もう少し早いタイミングで引退しようかなと思っていたのですが、自分の引退レースを地元でみんなに応援される形で終えたいなと思って、自分の集大成をここに持ってくる気持ちで臨んでいます。準決勝1位で通過して、決勝のびのびと自信を持って漕ぎたいなと思っています」

そして、成年男子の舵手付きフォアでは、県勢5人のチームが出場。この種目は、方向を指示する舵手と4人の漕手による息のあったオール捌きでコースの最短距離を進みます。

記録は3分8秒36、予選3位で準決勝進出。

地元むつ市大湊出身の佐々木心 選手は、2026年1月に亡くなった祖母に捧げるレースで、特別な思いを持って臨んでいました。

ローイング 成年男子 舵手付きフォア むつ市出身 佐々木心 選手
「(祖母に)見に来てもらいたかったんですけれども、それがかなわなかったのが、自分としては悔しくて…。でも、祖母のために特別な思いがあるので…。空にいる祖母に『やったよ』というところを見せたいなと思います」

準決勝は明後日12日、決勝は13日に行われます。

そして、明日11日に青森県内で行われる競技です。

「ローイング」は10日の予選で準決勝進出ができなかった選手たちによる敗者復活が行われます。そのほか、「相撲」「ゴルフ」「ライフル射撃」「競泳」あわせて5つの競技が行われます。