「高岡好き」を共有できる仲間たちとともに…
しかし、大学進学を機に高岡を離れたことで地元の良さに気が付きました。挑戦しようと思えたのは「高岡が好き」という気持ちを共有できる仲間がいたからです。共同代表の藤重ひなのさんも、同じ高校の同級生です。

推しまち高岡共同代表 藤重ひなのさん
「周囲の高岡って何もなくないみたいなものに圧倒されてそこに逆らえなかった時期もあった中で、高岡を違う視点から見たら見え方も変わってくるんじゃないかと思って」

東京大学 中村真結さん
「高岡の魅力を外から見つけてもらったりだとか関係人口がどうやってこのまちで生まれているのかを見てもらおうかなと」
こうして始まった4日間の体験プログラム。参加した学生の多くは、高岡を訪れるのが初めてです。まずは、土蔵造りの町家が連なる山町筋へ。伝統工芸・高岡漆器の魅力に触れます。

漆器くにもと 國本耕太郎さん
「今、床の間とかがなくなったりテレビが薄くなってものが飾れる場所が少ない。身につけられるものも伝統工芸の業で色々と作っています」
高岡銅器の老舗「大寺幸八郎商店」では、人気の高い「錫」を使ったアクセサリー作りを体験しました。

「めちゃめちゃやわらかいです。手でも曲がるくらいやわらかい」「花の柄と葉っぱの柄を組み合わせたんですけど、柄を入れるのがとても難しくて。この数ミリの技術が職人さんの中で受け継がれているんだなと思いました」
訪れたのは、ガイドブックに載っている観光地だけではありません。地域の暮らしに密着したディープな場所にも足を運びます。

博労町まちかどサロン 川口宏さん
「我々は当初から毎日開くような公民館にしたいと。だから公民館ではなくサロンにしようと」
さらに、まちを少し離れて酪農を営む牧場「クローバーファーム」へ。代表の青沼さんは広島県出身。高齢化で廃業予定だった酪農家から牧場を譲り受け、2015年に高岡に移住してきました。

Q:移住されてきて地域の方と関係を作るのって大変じゃなかったですか?
クローバーファーム 青沼光社長
「大変でした。けど、それ以上に田舎は逼迫しています。本当に人が欲しい。役割を持って、ビジョンを持って取り組む若い人が来たというのは、とても歓迎された」
全国から集まった学生たちにとっても、今回の旅は特別なものになりました。
東京大学 東京出身の学生
「高岡は聞いたことがないというか完全に偶然というか」
武庫川女子大学 大阪出身の学生
「こういうところでしかできひん体験みたいなのをやりたいなと」
東京大学 岩手出身の学生
「自分の地元も地方創生が課題になっているのでそれが大きい」
学生目線の柔軟な発想に、市も大きな期待を寄せています。
高岡市市長政策部チェンジ推進課
移住定住促進係 中村健吾さん
「私たち自身が気が付かないところも皆さんに気づいていただけるのかなと思って、行政としてもそれを支えたいなと」














