京都市で女子大学生にタリウムを摂取させ、殺害した罪に問われている宮本一希被告側が、大阪地裁で11月から始まる裁判員裁判で、女子大学生に対する殺人罪と被告の叔母に対する殺人未遂罪について無罪を主張する方針だということが弁護人への取材でわかりました。

起訴状によりますと、元不動産業の宮本一希被告(40)は、2020年7月中旬頃、自身の叔母(64)に毒性の強いタリウムを摂取させ殺害しようとした罪や2022年10月、京都市内のマンションで同様にタリウムを摂取させ、大学生の濱野日菜子さん(当時21)を殺害した罪などに問われています。

宮本被告は捜査段階で警察の調べに対し黙秘をしていて、検察は認否を明らかにしていません。

弁護人によりますと、殺人罪と殺人未遂罪については無罪を主張する方針だということです。

一方で、宮本被告が2020年から2022年にかけて、親族の会社で従業員54人に休業手当を支払ったというウソの申請をし、新型コロナの助成金1億1000万円あまりをだましとったとする詐欺の罪や叔母名義のマンションの一室の名義を無断で変更した電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪については、弁護人によりますと起訴事実を認める方針だということです。

大阪地裁は10日、裁判員裁判の日程を発表し、初公判は11月26日で、来年2月26日まで全32回の審理を経て、判決は来年3月19日に言い渡される予定です。