新潟県内で「コシヒカリ」の新米の販売が始まりました。価格は5キロで税込み2678円。販売店が困ったのは、去年産の古米の価格です。

新潟市 中央区のピア万代にある農産物直売所「ピカリ産直市場お冨さん」です。


9日、加茂産のコシヒカリの新米が店頭に並びました。


注目の価格は5キロ税込み2678円。去年の新米の当初の販売価格は4946円だったため、一気に2300円ほど安くなりました。


【購入者は】「安いです」

【購入者は】「買いやすいお値段になっているので良かったなと思って」


消費者からは喜びの声が聞かれましたが、直売所が困ったのは、去年産のコメの扱いです。



【記者リポート】「こちらの店では新米コシヒカリ、5キロ2678円で販売されていますが、去年産コシヒカリは2410円です。新米と250円ほどしか変わりません。しかも値下げした跡がありますね」


【ピカリ産直市場お冨さん 冨山敦史 専務】「もう新米の方が安く、逆転現象起こっちゃったので、古米を今は新米より10%安く販売してます」


去年産のコメは徐々に値段を下げていき、前日は2780円ほどで販売していましたが、新米販売に合わせて急きょ500円ほど値下げしました。

【ピカリ産直市場お冨さん 冨山敦史 専務】「売れば売るほど赤字っていうのはもう承知の上で、とにかくでも在庫を持っててもしょうがないので、とにかく売れる値段設定ということで、そこは覚悟でやってます」


去年の高値から一転、値下がりした新米の価格に消費者からはこんな声も…
【買い物客は】「消費者からしたら嬉しいですけど、肥料とか機械とかの燃料費がかかっていると思うとどちらとも言えない」


こちらの直売所では去年産米のコシヒカリの在庫がまだ48トンほどあるそうです。


【ピカリ産直市場お冨さん 冨山敦史 専務】「政府が買い戻しを図れば、またちょっと動きが変わるかもしれませんけど、このままいけば、どの企業さんも古米持っててもしょうがないので、新米よりも価格は下がって、どうにかしてはけるんじゃないかなと思います」


離農を懸念する声も上がっている米価の値下がり。適正価格はいくらなのでしょうか…