“奇跡の少女”ジャミーンが見抜いた公安の闇

乃木は、佐野を自宅へ招く。そこで、同居するバルカの少女・ジャミーン(本間さえ)が力を発揮する。亡き父・アディエル(Tsaschikher Khatanzorig)は、生前、彼女には人間の善悪を見抜く力があると語っていた。実際、100人以上の写真を見せた試験でも、ジャミーンは一度も間違えなかったという。別班の最高司令官・櫻井里美(キムラ緑子)は、彼女を“奇跡の少女”と呼んでいた。ちなみに、その写真の中には元プロ野球選手・杉谷拳士も!

また、今回、ジャミーンもドラムのようにスマートフォンで会話。日本語を理解できるようになったことがうかがえる。その声を担当するのは大谷育江。ドラム(声・林原めぐみ)、AIハヤト(声・高山みなみ)と、数々の国民的キャラクターを演じてきた声優陣が勢ぞろいした。

実は第15話で、乃木が施設で迎えを待つジャミーンを訪ね、かつて国際テロ組織「テント」のモニター(協力者)だった山本巧(迫田孝也)、野崎、佐野の写真を見せていた。山本にはこれ以上ないほど強い拒否反応を示し、乃木は慌てて写真を丸めて放り投げる。野崎には微妙な反応を示した一方、佐野には無反応だった。別班は、佐野を尋問する前に見極めを済ませていたのだ。山本の数秒の“再登場”には、「写真だけの出演で爪痕を残す山本」と沸く声が相次いだ。

日曜劇場『VIVANT』第2シーズン 第17話より

そのうえで公安部の捜査員たちの写真を見せると、ジャミーンは和久井俊作(田中俊介)と鈴木祥(内野謙太)に反応する。別班に協力する天才ハッカー、“ブルーウォーカー”こと太田梨歩(花岡すみれ)が調査すると、和久井には別の意味でかなり問題があるものの、シンシーとのつながりはなかった。残る鈴木にも、自宅やスマートフォンから不審な点は見つからない。

しかし乃木は、鈴木がたびたびイヤホンを装着していたことに着目。その形状は、過去に中国の工作員から押収されたものと一致した! ここで乃木が仕掛けたのが、第16話で登場した“AI乃木”の技術を応用した一手。監視する側が、いつの間にか欺かれる側へ。その鮮やかな逆転の一部始終は、本編で。

そして本放送後に生放送・生配信されているTBSラジオ『VIVANT悪役会議室』。鈴木の登場確定かと思いきや、現れたのは悪役たちも悲鳴を上げる人物だった…。