今年に入って、ウクライナ軍によるロシア領内への攻撃が続いている。
エネルギー関連施設を標的にしたものが目立つが、実はこうした攻撃を、ロシア国内に存在する「地下組織」が情報面などで協力しているという。
ロシア国営天然ガス大手「ガスプロム」系企業の元幹部で、地下組織「黒い火花」の“公の代表”として情報を発信するイーゴリ・ヴォロブエフ氏がBS-TBS『報道1930』の単独インタビューに応じた。
「ロシア国内に生まれた第3の戦線」
――ウクライナに協力してきた他の義勇兵や組織と「黒い火花」は何が違うのでしょうか。
正直、ロシア国内にこれほどの規模と能力を持つ地下運動は他にないと思います。ウクライナ領内で戦うロシア人義勇兵もいますが、「黒い火花」は全く別の話です。「黒い火花」は自分たちがプーチンと戦う新たな「第3の戦線」を開いたと考えています。
第1の戦線は、実際にロシアとウクライナが戦っている前線です。第2の戦線は国際社会がロシアに加えている政治的・経済的圧力です。そして今、ロシア国内に新たな大規模な戦線が生まれましたが、これは極めて過小評価されています。

プーチンは「ロシアでは抗議など不可能だ」と私たち全員に思い込ませるため、大きな力を注いできました。しかし「黒い火花」のメンバーは、ほぼ毎日、それが間違いだと証明しています。自分たちの国が悪をもたらしていると確信していても、一人で行動に移すのは難しい。そこで私の主要な役割は、この組織への信頼を高め、人々に「自分は一人ではない、加われる相手がいる」と理解してもらうことです。














