「ひとり一人に向き合っていこう」電話の向こうの相談員

※相談員
「はい、あおもりいのちの電話です」
電話が鳴ると、相談員の表情が緊張したように見えました。そして、電話の向こうにいる相談者の声に、静かに耳を傾け始めました。
※相談員
「うん、うん。チャレンジしようと思っても実行に移すのも大変だし、そうやって勉強していることもすごいことだと思うんです」

誰にも話せない気持ちを、ただ誰かに聴いてほしい―。そんな人に寄り添い、時には励ましたり、頑張りを認めたり。電話一本でつながっている顔の見えない相談者に精一杯向き合うことで、「生きてほしい」と伝えているようでした。
※相談員
「親戚の人で自殺した人がいて、そういう人の話を聴けなかったなと思って(相談員を)始めました。ひとり一人に向き合っていこうと思って電話を受けています」

この日、取材した相談員は、1日に応対できる上限の3時間で、13人の声を傾聴しました。約1年3か月の研修を受けて認定された『あおもりいのちの電話』の相談員は、現在、約80人。報酬はなく、ボランティアです。ひとりで悩みを抱えている人に寄り添いたいという思いが、相談員の原動力になっています。














